【日本円への不安】日銀の量的緩和縮小に必要なこと。ECB理事会と政策決定会合を受けて。

  22, 2017 05:28
こんにちは、相川うららです。

昨夜のECB理事会の会見結果でユーロが強く、
2015年8月以来の高水準となりました(n*´ω`*n)

世界でテーパーの動きが強まる中、
なぜ今だに日銀は足踏みを続けるのか。
なぜ安全通貨とされる日本は破たんと言われるのか。
これから何が必要になってくるのか。

重たい話題に切り込んでいきます(笑)


もくじ


ECB理事会の会見まとめ


ECBは現在、日本と同じくマイナス金利政策中です。
そして今回、金融緩和を維持する意向を会見で発表しましたが
ECBドラギ総裁は、
「量的緩和縮小について、秋に議論する」と言っています。

ECB全体ではハト派という印象でした。
ハト派と受け取られ米国債の金利が一時低下しました。
ドラギ総裁の発言が結局のとこタカ派と受け取られているようで、ユーロ高を助長しました。

【材料後のユーロドル】
20170722ユロドル


ECBは、あくまでもゆるやかな縮小をめざしていますが。
いよいよテーパリングを目指す姿勢をみせてきましたね(o^^o)
ユーロ加盟国(ドイツ・フランス・スペイン・イタリア)らの
バランスをとらないといけないので
熟考が必要ではありますが
今年秋から議論を開始し、利上げ開始となる時期は2018年の秋ごろとされています。
ちいさいドラギ総裁 
世界の中央銀行が挙ってテーパー(引き締め)に乗り出しています。
そんな中、ドラギ総裁の会見同日、日銀決定会合が行われました。

日銀の政策はどのような方向へ向かったのでしょうか?

6回目の「物価目標先送り」

日銀の黒田総裁は会見で、今回で6度目となる
「物価目標達成先送り」の意向を
表明しました。
超訳すると「このままじゃ物価上昇率2%なんて達成できないので
もう少し時間をくれたらきっと目標達成できるから、達成まで
また待っていただきますね。」ということです。
ちいさい黒田総裁 
企業の賃金と、価格設定に変化が乏しいのが
物価上昇を妨げていると考えられています。

賃金が上がらないと、物価は上がらないもの..というか
賃金が現状のまま物価のみ上がってしまうと家庭が立ち行かないですから
当然個人の消費は減りますので
賃金と物価はセットと考えるべきですね(o^^o)


「デフレマインド」が影響している


黒田総裁が言うように、
「これまでデフレの中を生きてきた人達は保守的」であるということは
間違いないでしょう。
黒田総裁ら経済関係者はこれを「デフレマインド」と呼びます。

これから、私うららのように「物価の変動」を経験したことのない
世代たちの世になることを考えると
このまま先送りを続けたところで
身に付いたデフレマインドを脱却することは本当に難しい。
このマインドを改善することは
時とともに難航するとわたしは思っています。




そして今回6度目の物価目標先送り。

政策決定会合の前から現状維持であるとは言われていましたが、
もう6回目の下方修正となると..
物価目標2%達成は不可能なんじゃないの?
と言う印象を刷り込まれてしまいます。

先送りすること自体がマインドの悪化にも繋がっているということは
忘れてはいけないと思います。

市場の姿勢「追加緩和はもういいよ」

出口戦略とETF(東証に上場している投資信託のこと)買い入れに対する削減の話
がでていますし、市場は「追加緩和はもういいので出口戦略を考えましょう」という
スタンスのようです。


出口戦略としては利上げが考えられますが
それは一筋縄ではいかないのが現状です。

902.jpg


異次元の量的緩和の出口「なぜ利上げ不可」

現代は「お金がジャブジャブ」とよく言われますね。
本来ならお金は貸出、借入、支払いなどにより回転しなければいけないのに
まわらず、池のようにジャブジャブと滞ってしまっている状態が現在です。

その出口とされる利上げをなぜ日本は行わないのか。
それは利上げを出口とするのに大きな問題があるからです

日本が利上げする手段はひとつ。
地銀の預金(個人が地銀に当座預金を置いているのと同じようなことで
地銀は日銀に預金している)にかかる金利を引き上げてやること。
金利が引き上げられるということは、例えば現在0.1%である金利が1%になれば
日銀にお金を置いておくことで1%の利益が貰えるのだからそれ以下のレートでは
融資を行わないため
必然的に国内での取引金利が1%以上になるのです(n*´ω`*n)

そこで問題となるのが日本国債の超低利回り。

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現在の国債総額1000兆円

国債(日本が国民から借り入れているとされる借金)が
1000兆円とン百億とされています。(2017年7月現在)

そして国債の利回りが0.067%。
借金を返すどころではないのです。
国債を買い増し続けているために、どんどん利回りが低下しています。

保有している国債の利回りが低いのに
地銀に1%の金利を支払うことは困難であり、
容易に債務超過に陥ることが予測できます

それが予測された時点で、
世界の投資家は日本円から逃げますから
そうなれば円の暴落が予測されます。
最悪のタイミングで円安が襲ってくるんです。

そして事実上日本は破たんということになるんですね..(;´・ω・)
だから、情報弱者に向けた商材で
よくうたわれている「日経大暴落は必ず起きる」というワードに
あながち間違いではないというわけです。
(そこにフォーカスするのはいいんですが妄信させるよう刷り込むのは
あまり好きではないです個人的に(/ω\)てへ)
ファンダには正解も不正解も無く、後付けもできるし
間違いに見えることも別の視点では正解になることも
多々ありますから。

じゃあどうしたら脱出できるのだ!

利上げという出口の手段を欠いている現状の日銀が
出口を作るとすればそれは、
「財政政策でインフレを目指す」ということです。
そしてその財政政策でのデフレ脱却が今
難しいとされているんですね。

これははじめに述べました、
個人や企業のデフレマインドや賃金、物価が伸び悩んでいることが
要因とされています。マインドの改善は不可欠ですが
不安はどうしてもぬぐえません..。


JPEGうらら画像 
ファンダにおいて正解も不正解もないと上記で述べましたので
あまり大きな声では言いませんが
一部の国と地域の銀行では
日本円の所有が禁止されていることもあります。
それは「安全通貨」であるはずの円に危機を感じていることの
あらわれです。
そして国内地銀でも国債買い入れ停止を申し入れた銀行もありますね。
そして国内の情勢について知らない人があまりにも多すぎる。
あまり楽観もしていられないですね..(´・ω・)
ここまでお読みいただきありがとうございました(n*´ω`*n)☆





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